岩手開発鉄道の続きです。途中駅の猪川駅と長安寺駅に掲示してあった運賃表です。
初乗り90円というのは当時としてもかなり安いことにまず驚きますが、さらに小児運賃は大人運賃の半額で5円単位です。一般的には、JR各社は10円未満の端数は切下げ、私鉄などは切上げが多いですが、5円単位はめずらしいと思います。


隣同士の駅ですが、表が縦と横でフォーマットが違うのも味わいがあります。
よく見ると、長安寺は「駅」、猪川は「停留場」と扱いも異なるようです。
上りの貨物列車を待って進みます。

終点の岩手石橋駅に到着しました。右手に石灰石を積み込む設備と思われる立派な設備が見えます。旅客ホームはその脇に1両分だけ設けられています。

最後に盛駅に留置されていた元夕張鉄道のキハ301です。この時点ですでに運用を離脱している感じです。

岩手開発鉄道日頃市線は短い路線ではありましたが、非常に記憶に残っている路線です。