通過列車のタブレット交換

30年ほど前は地方路線ではまだタブレットを使用した通票閉塞方式が多くの路線で残っており、特急や急行などの優等列車が走る路線でも残っていました。

特急や急行が停車する主要駅では停車中に駅員と運転士がタブレットの交換を行いますが、閉塞区間によっては通過駅でのタブレット交換も必要になります。

ここではJR西日本宮津線(現 京都丹後鉄道宮舞線)四所駅での通過列車のタブレット交換を記録しました。

まずキハ181系の特急あさしおが通過します。運転士とは別に乗車している助士が駅進入時にこれまでの区間のタブレットをホームに設置してあるポールに引っ掛けてリリースします。次に、ホーム先頭にセットしてある次の区間のタブレットを手でキャッチします。

タブレットのリリース
タブレットのキャッチ

次に、キハ58系の急行丹後が通過します。要領はさきほどのあさしおと同じです。ちなみに、気動車の運転士窓下に設置してあるタブレットキャッチャーは使用されているのを見たことはありませんでした。

手でのリリースとキャッチなので、通過列車ですが速度はかなり落としていたと記憶しています。

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