山陰本線西部の定番撮影ポイントの1つが、大田市の2つ先、五十猛と仁万の区間です。日本海を背景に列車が走ります。
この区間の最大の花形列車が、寝台特急出雲1・4号でした。この列車は東京-浜田間を結ぶ長距離列車でしたが、途中の出雲市で後より車両を切り離し、身軽な姿で浜田を目指します。
客車4両+電源車という、寝台特急というにはさびしい編成ですが、先頭の客車はオロネ25のようですので、A寝台個室は終点浜田まで運転していたようです。
この区間では、ほかの列車もやってきます。DD51が50系客車2両を牽引してやってきた普通列車です。ある意味贅沢です。
つぎはキハ58系2両でやってきました。1両は広島急行色なので、急行「さんべ」とかでしょうか。
またキハ58系が3両で来ました。こちらのほうが急行列車のようなきれいな編成ですが、普通列車かもしれません。
山陰本線の中でも、出雲市から西の区間は列車の本数も減り、さびしい印象でしたが、やってくる列車には華のある時代で、背景の海の青によく映えていました。