片上鉄道で廃止時点まで運用された旧型気動車の1両がキハ303です。元国鉄キハ41000形の車両で、前照灯位置が窓下2灯化されていましたが、原車の雰囲気をそのまま感じられる車両でした。
片上駅に留置してあったキハ303です。
訪れることが多かった1980年代後半においても、結構な頻度で運用に就いていましたので、乗車機会も多く、思い出深い車両です。
終点柵原駅での一コマです。後ろに見える柵原鉱山から産出される鉱石輸送を目的に敷設された鉄道でしたが、このころにはすでに貨物輸送はなく、細々と旅客輸送が行われていました。
この車両も現在片上鉄道保存会で動態保存されているようなので、いつか訪れてみたいと思います。