水島臨海鉄道は、JR西日本山陽本線倉敷駅に隣接する倉敷市駅から三菱自工前まで旅客営業をしている第三セクターの鉄道です。貨物輸送の割合も高く、三菱自工前から先の倉敷貨物ターミナルまでおよび、途中の水島から分岐して東水島まで結ぶ貨物専用の港東線があります。
1980年代からキハ20が旅客輸送を担っていましたが、1995年からオリジナルのMRT300形の導入がはじまり、その後JRからキハ30、キハ37、キハ38の購入および譲渡を受け、現在キハ20も2017年3月に最後の1両も廃車となりました。
キハ20が主力であった頃の写真です。
キハ20の顔をアップです。
三菱自工前駅から先に歩いた倉敷貨物ターミナルには、すでに運用を離脱していたと思われる、1世代前のキハ35(元国鉄キハ10)がキハ20とともに留置されていました。
キハ20はワンマン対応はしてなく、車掌業務形態のためか、ドア横にドア開閉用の車掌スイッチが設置されていました。簡易冷房も付いているようです。
ドアには取っ手が付けられているので、開閉は手動だったかもしれません。
全国的にもどんどんキハ20系の運用が減ってきている時期で、主力で走っている貴重な路線でした。